●バフ仕上げ、サンドブラスト、ヘアーライン仕上げについて

↑日産L型エンジン(L24)ヘッドカバーのバフ仕上げ例

●当方ではバフ仕上げ、サンドブラスト仕上げ、ヘアーライン仕上げをおこなっております。

 

●バフ仕上げ(ポリッシュ仕上げ、鏡面研磨)について

バフ仕上げとは回転するバフホイールにコンパウンドをつけながら対象物(ワーク)を

押しつけて研磨(磨き)する作業です。 最初は粗いコンパウンドからはじめて、最後に

仕上げ用の細かいコンパウンドで磨いてツルツルの表面にします。

塗装やアルマイトしてあるものの場合は、まずサンドブラストでそういった皮膜を剥がして

からバフ研磨作業に入ります。

なお、バフポリッシュだけで終わらせるときと、クロームメッキなどのメッキ前仕上げと

では仕上の程度が異なります。 バフだけで完成のときはピカピカになるまで磨きますが

メッキ前仕上げのときはメッキの「食いつき」を良くするために最終磨きまではおこなわ

ず、あえて僅かな磨き目を残します。 メッキの密着を良くするため、いわゆる「足つけ」

として若干の粗さを残しておくのです。

↑スズキK6Aエンジンのヘッドカバーバフ仕上げ例

↑オートバイフロントフォークのバフ仕上げ例

●ちなみに、バフ仕上げのことを「鏡面仕上げ」と呼ばれることも多いのですが、厳密には

鏡面仕上げというのはラップ加工やスーパーフィニッシュ仕上げのことを指しますので

専門的にはやや異なるのですが、一般的には「鏡面仕上げ=バフ仕上げ(ポリッシュ仕上げ)」

と考えていただいて差し支えありません。

 

●サンドブラストについて

サンドブラスト(ショットブラストとも言います)は、空気圧によって、細かい砥粒を

対象物に吹き付けて、表面を研磨していきます。 錆び落としや、塗装を剥がす(塗膜剥離)

にも使われる処理です。 サンドペーパーやワイヤーブラシでは届かないような細かい部分

も剥がすことができるので非常に好都合です。

このサンドブラストによる剥離についてですが、通常の塗装や亜鉛メッキ、アルマイト皮膜を

剥離することができます。 ただし、クロームメッキやニッケルメッキ、硬質アルマイト皮膜

等はサンドブラストだけでは剥離できませんので、それぞれ専用の剥離工程を経てから最後に

サンドブラスト仕上げすることになります。

仕上がりは艶消し〜梨地のような感じになります。 そのまま塗装やメッキの下地処理として

も適しています。 足つけ研磨として塗料の食いつきが良くなるためです。

また、表面を砂粒で「叩く」ことから、金属表面に僅かではありますが圧縮残留応力を与える

ことができますので、金属疲労に対する抵抗力が増すことから「疲労破壊に強く」なります。

また、表面が非常に細かい凹凸になることで表面積が増えますので、空気との接触面積が増す

ことで放熱性能が良くなります。

ですので、エンジンやCPUクーラーのクーリングフィン(冷却フィン、ヒートシンク)の表面

にサンドブラスト処理を施すことで冷却性能、放熱性能を向上させることができます。

↑アルミ製オートバイリアホイールハブのサンドブラスト例

なお、サンドブラスト後は金属表面が活性化されることで錆びやすくなりますので、使用環境

によっては塗装やメッキをする、あるいは防錆油を塗る等の処理をお願いします。

 

●ヘアーライン仕上げ(サテン仕上げ)について

ヘラーライン加工(サテン仕上げとも言います)は、研磨スポンジや研磨ベルトを使用して

文字どおり、髪の毛のラインのような細かい筋状の模様を表面に残す処理です。 

↑オートバイ(V-MAX)のダミーダクトのヘアライン仕上げ例。

 

●バフ、サンドブラスト、ヘアーライン加工ができる材質

バフ、サンドブラストできる材質ですが、基本的に金属であればなんでも可能です。

一般的な鉄、スチール、ステンレス、アルミ、真鍮や青銅などの銅合金、マグネシウム、

チタン、その他いろいろできます。

 

↑ホンダ4気筒、F23Aエンジンのヘッドカバーバフ仕上げ例

↑直4エンジンのインテークマニホールドのバフ仕上げ例

 

●バフ、サンドブラスト、ヘアーライン加工後のクリアーコートについて

バフポリッシュ、サンドブラスト、ヘアーライン仕上げの後に表面保護のためのクリアー

コーティング(クリアー塗装)をすることもできます。 通常のウレタンクリアーによる

ものにくわえ、ヘッドカバーなどのようにとくに耐熱性が必要なものの場合はエポキシ系

のクリアー塗料によるコーティングもできます。(クリアーは別途料金になります)

↑NDロードスターのヘッドカバーにバフポリッシュ&クリアーコート仕上げ例


●金額、納期について

たとえばエンジンのヘッドカバーをバフ仕上げする場合ですが、軽自動車の2気筒や

3気筒のエンジンの場合で25000円から30000円程度、2000ccクラスの直列4気筒

エンジンの場合で30000円から35000円程度、直列6気筒エンジンの場合で35000円

から50000円程度、V6エンジンの場合は左右セットで45000円から60000円程度と

なります。 ※クリアーコートをする場合は+10000円から15000円程度になります。

※なお、トヨタの4A-Gや1G-Gエンジンのようにカムカバーが2つに別れている場合は

通常の1体モノの直4や直6の場合より高くなります。

※ヘアーライン仕上げの金額も基本的にはバフ仕上げとほぼ同じくらいになります。

※具体的なエンジン別のヘッドカバーのバフ、バフ+クリアー、クロームメッキの

おおよその金額についてはこちらのページを参照ください。

 

オートバイフロントフォークボトムケース(正立型)の場合は、長さによって変わり

ますが、2本セットで短いもので20000円程度から長いもので40000円程度になります。

●ただ、当方のバフ仕上げの金額は基本的に「できるだけ細部まで磨く」ことを基本として

いますので、やや高いと感じられるかもしれませんが、たとえば「予算が少ないので、

それほど細部の仕上がりにはこだわらないので安く仕上げてほしい」というような場合は

そうした「値段優先仕上げ」というリクエストにもある程度なら応えることは可能です。

たとえば、最初の見積もりで25000円と出したものを「20000円以内でやってほしい」と

希望されれば、若干、細部の仕上がりを妥協していただければ20000円でできる範囲での

仕上がりで納品いたしますので、お気軽に価格交渉をしてください。

↑基本的にできるだけ細部まで磨きますが、このような非常に細かい部分については磨き

残しが出ますのでご了承ください。

 

●サンドブラスト仕上げの場合の金額は、同じものならバフ仕上げの金額の1/3〜1/4程度

の金額と安くなります。

 

納期はバフ、サンドブラストともにだいたい1週間から2週間程度が目安になります。

※とくに「特急希望」の場合はモノにもよりますが1週間以内でも可能です(年末年始や

連休を挟む場合は除く)。 ただし、クリアーコートをおこなう場合は最低1カ月は必要

となります。

 

●以上ですが、より詳しい説明はメール等でのお問い合わせの際に追加でご説明いたします。

お問い合わせ、ご発注は以下のメールアドレスおよび問い合わせフォーム、携帯電話にて。

→メインのメールアドレス SASAMIC43@aol.com

→サブのメールアドレス FZB04140@nifty.ne.jp

→webブラウザからの問い合わせフォーム

→携帯電話 090-1531-3609

 

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