●ウインカーレンズ、テールレンズ等へのスパッタリングについての注意事項
最近、ウインカーレンズやテールレンズのレンズ本体にスパッタリングをした
場合の、光の透過性についての質問を受けることが多くなりました。
スパッタリングメッキの場合、通常の厚みでもたしかに光は透過するのですが、
実用性という意味ではほとんど視認性はないものとお考え下さい。
以下に例を挙げます。
↑サンプルで使用したウインカーレンズ。 左が純正、右がスパッタリングしたもの。
↑蛍光灯の下で点灯させた状態。 僅かに光は透過しますが、これでは道路上では
ほとんど視認性がなく、危険だと思われます。
↑これは周りを暗くして点灯させた状態です。 左が純正、右がメッキしたもの。
暗くするとさすがに光っていることはわかりますが、実際は写真よりもかなり暗く
感じるとお考え下さい。
以上のようなことから、通常のメッキ厚でのスパッタリングはレンズにおいては
ほとんど光の透過については望めないものとお考えください。
●対策について
それでは、レンズについてメッキは不可能かと言いますとそうではなく、要はメッキの
厚さを通常の半分程度にする「ハーフコート」と呼ばれる処理でおこなうことで、かなり
光の透過を上げることは可能です。
この処理でも、たしかに光の透過率は低下はしますが、せいぜい、DIYでよくおこなわれて
いるスモークレンズ程度の透過はさせることが可能ではあります。
ただ、なにぶんメッキ厚が薄いので、点灯していないときでも光の反射によっては若干レンズ
の色がわかってしまう場合もあります。
ですので、処理をするのならクリアーレンズのほうがいいかもしれません。
ただし、このメッキはメッキの膜厚を精密にコントロールすることはできませんので、
あくまで感覚的なものになりますので、品物の形状、大きさ、ロットなどによって、メッキの
厚さはは微妙に変わります。
ちなみに、このハーフコートはその処理のためだけにメッキ装置の設定を変えて、その品物
だけを処理するため、通常の処理代にくわえ25000円から30000円ほどの加算になります。
もちろん、この追加金額は1度に処理する場合にかかる金額なので、同時に複数処理する場合
は品物の個数分で割られます。 ですので、なるべく数がまとまったほうがお得になります。
※ご注意
ただし、これらの処理はあくまでもファッション性重視のものですので、たとえば車検等、
保安基準については当方では関知しませんので、あくまでも使用についてはお客様の自己責任
でお願いいたします。
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