●チタン材料専用の表面硬化処理「FG処理」について

↑オートバイ、自動車、自転車の高力チタン材へのFG処理例

●当方では今までチタン合金材、とくに強度を必要とされるTi-6Al-4V、いわゆる

「高力チタン」をはじめとするチタンへの表面硬化処理としてタフトライド(イソナイト)

をおこなってきました。 もちろん、この処理も有効なのですが、このほど新たなチタン

への表面硬化処理としてさらに硬質な新しい処理「FG処理」をおこなうことになりました。

 

FG処理の特長

1)表面硬さ(硬度)は硬質クロームメッキのおよそ1.6倍!

材種によっても若干変わりますが、通常のハードクロームメッキの硬さがヴィッカース

硬さでHv1000前後なのに対し、FG処理の硬さは最大Hv1600程度まで硬くできます。

このHv1000以上というのはロックウェルCスケールで言うとHRc70を超えるほどの非常

に硬い硬度で、通常のドリルやヤスリでは削れません。超硬合金に迫る硬さとなります。

※ただし限界まで硬くすると表面の性状が荒れるため、通常はHv1000程度に抑えます。

 

2)耐摩耗性、耐カジリ性はタフトライド(イソナイト)のおよそ8倍!

耐摩耗試験による結果では、無処理のTi-6Al-4Vチタン合金に対して100倍から150倍

もの耐摩耗性の向上、さらにタフトライド処理に対しても約8倍もの耐摩耗性を誇ります。

ただし、FG処理したもの同士の直接の摩擦はカジリの原因になりますので、そういう使用

をする場合は必ず潤滑状態で使用してください。FG処理自身には自己潤滑性はありません

ので、ドライ状態での極圧摩耗するような状況での使用は避けてください。

 

3)寸法の変化が非常に少ないため、精度要求の高い部品にも処理可能!

FG処理はメッキのように表面にコーティングするような処理ではなく、チタンそのもの

の表面を硬化させるので、寸法変化は非常に少なく、膜厚はおよそ1ミクロン、つまり

1/1000mm程度と、高精度が要求される部品にもほとんど問題なく使用できます。

ただし、ご注意いただきたいのは、FG処理は処理時の温度がおよそ700度から800度まで

昇温しますので、内部残留応力が残っている品物の場合、処理後に歪みや反りが生じる

可能性はありますので、その点はご注意ください。

 

4)非常に高い耐腐蝕性!

チタンは基本的にそのままでも耐食性の高い素材ですが、FG処理を施すことにより、

さらに耐腐蝕性が高まります。 たとえば、1%塩酸に対しての耐腐食性はチタンの素の

ままに対しておよそ1000倍もの耐腐食性の向上が試験で確認されています。

 

 

↑チタン合金2種へのFG処理例。 表面硬さはHv1000以上、ロックウェルCスケールで換算

するとHRc70以上と圧倒的な硬さを付与できます。 これはSKD11材に焼き入れした硬さに

相当するか、それ以上の硬さで、非常に耐摩耗性に優れます。

 

●以上ですが、より詳しい説明はメール等でのお問い合わせの際に追加でご説明いたします。

ただし、FG処理はまだ歴史が浅い処理なので、実際の使用においてはまだ解明されていない

部分も多く、現在のところはまだ限られた用途、業界でしか実績がないこれからの処理です。

お問い合わせ、ご発注は以下のメールアドレスおよび問い合わせフォーム、携帯電話にて。

→メインのメールアドレス SASAMIC43@aol.com

→サブのメールアドレス FZB04140@nifty.ne.jp

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→携帯電話 090-1531-3609

 

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